ぼたん‐こう ‥カウ【牡丹江】
[二] 中国の黒龍江省南東部の
都市。牡丹江中流に臨み、
鉄道の集中する
交通の
要地。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
デジタル大辞泉
「牡丹江」の意味・読み・例文・類語
ぼたん‐こう〔‐カウ〕【牡丹江】
中国東北地区の吉林省・黒竜江省を流れる川。牡丹嶺に源を発して北流し、依蘭で松花江に注ぐ。長さ725キロ。ムータンチアン。
中国、黒竜江省南東部、牡丹江中流に臨む工業都市。鉄道交通の要地。人口、行政区101万(2000)。ムータンチアン。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
牡丹江 (ぼたんこう)
Mǔ dān jiāng
中国,東北地区の黒竜江省東部の省直轄市。人口101万(2006)。牡丹江地区の行政中心で,松花江の支流牡丹江が市中を北流し,浜綏鉄道(ハルビン~綏芬河(すいふんが))と牡図(牡丹江~図們),牡佳(牡丹江~チャムス)両鉄道の分岐点にあたる。19世紀末には小さな田舎町で,清朝に寧古塔将軍の駐在していた寧安にはるかに及ばなかった。東支鉄道(今の浜綏鉄道)の開通後交通の要衝として発達,1935年市制施行。日本の支配していた満州国政権の下では東満地区最大の対ソ作戦用軍事拠点であった。解放後ゴム,機械,石油,木材,紡織,製紙等の工業が発達した。
執筆者:河野 通博
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
牡丹江【ぼたんこう】
中国,東北地区,松花江の支流。全長約725km。吉林省の牡丹嶺に発源して北流,敦化を経て黒竜江省に入り,いったん鏡泊湖をつくり,牡丹江市を過ぎ,依蘭で松花江に合する。上流域の林産物の運搬,吊水楼ダムなどに利用される。
牡丹江【ぼたんこう】
中国,黒竜江省南東部の都市。牡佳(牡丹江〜チャムス)・牡図(牡丹江〜図們)・浜綏(ハルビン〜綏芬河)の3鉄路と牡丹江とが合する水陸交通の要地。1935年市を設置。タイヤ工業が盛んで,紡織・製材業も行われる。付近からの小麦,大豆,米などを集散する。郊外地区ではリンゴの栽培が盛ん。93万人(2014)。
出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報