播磨風土記(読み)はりまふどき

精選版 日本国語大辞典 「播磨風土記」の意味・読み・例文・類語

はりまふどき【播磨風土記】

地方誌。一巻。和銅六年(七一三)の中央官命によって播磨国国庁から報告した公文書。霊亀元年(七一五)以前に撰進稿本(げ)文風の体裁をもつ。現存本は、巻首と、それに続くはずの明石郡のすべておよび賀古郡の冒頭数行分の記事を欠く(赤穂郡も欠くが、もともとなかったと思われる)。官命に応じて地理産物、古伝承などを記すが、未整理な状態を示す。播磨国風土記

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「播磨風土記」の意味・読み・例文・類語

はりまふどき【播磨風土記】

奈良時代の播磨国の地誌。1巻。和銅6年(713)のにより撰進された風土記の一。播磨国風土記。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

サルノコシカケ

サルノコシカケ科やその近縁のキノコの総称。日本では4科約40属300種が知られ,ブナ林に日本特産種が多い。樹木の幹につき,半円形,木質で厚く堅く,上面には同心円紋があるものが多い。下面には無数の穴があ...

サルノコシカケの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android