精選版 日本国語大辞典 「捻・拈」の意味・読み・例文・類語
ひね‐く・る【捻・拈】
[1] 〘他ラ五(四)〙
① ひねるようにする。さまざまにいじる。ひねってまわす。
※雑俳・ぬり笠(1697)「ひねくりて奴(やっこ)得ぬかぬ竹刀」
② むりやりにこじつけた理屈を言う。いろいろに理屈をつけて言いまわす。理屈をこねる。
③ =ひねる(捻)(一)③
④ =ひねる(捻)(一)④
※狂歌・孝雄狂歌集(1688頃)「ひねくればげにやよかわのよしだじゃにそうわる口なおしゃりまするな」
[2] 〘自ラ下二〙 ⇒ひねくれる(捻)
ひね‐く・れる【捻・拈】
〘自ラ下一〙 ひねく・る 〘自ラ下二〙
① ものの形状がゆがむ。まがる。
※俳諧・文化句帖‐二年(1805)一二月「雪ちるや友なし松のひねくれて」
※寄合ばなし(1874)〈榊原伊祐〉初「まひとつひねくれた稀有希代の説をたてたものか」
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