捌手・裁手(読み)さばきて

精選版 日本国語大辞典 「捌手・裁手」の意味・読み・例文・類語

さばき‐て【捌手・裁手】

〘名〙
① さばく人。物事処理をしたり、理非判断をしたりする人。また、その才能のある人。手腕家。さばき役。〔日葡辞書(1603‐04)〕
人情本・恋の若竹(1833‐39)下「流石此のお初は決断家(サバキテ)と見えたり」
商品を売りさばく人。売り手。
③ 物わかりのよい人。融通のきく人。
浄瑠璃・賀古教信七墓廻(1714頃)三「しんだいよしのすい大じん、心のきれたさばき手の」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android