捌(漢字)

普及版 字通 「捌(漢字)」の読み・字形・画数・意味


10画

[字音] ハチ・ハツ
[字訓] えぶり・さばく・やつ

[説文解字]

[字形] 形声
声符は別(べつ)。〔説文新附〕十二上に「方言に云ふ、齒無きの杷なり」とあり、穀物をかきさらえる「えぶり」。歯のないものが捌、歯のあるものは杷。これでものをかきわけるので、「さばく」意となる。証書の改を避けるため、八にこの字を用いる。

[訓義]
1. えぶり、さらえ。
2. かきとる、さばく、わける。
3. やぶる、うつ、ねじる。
4. 数の八。

[語系]
捌piat、(八)petは声義近く、いずれも両分する意がある。別biatは骨を別つ、捌はそれをふりわけることをいう。

[熟語]
捌格

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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