精選版 日本国語大辞典 「挟箱」の意味・読み・例文・類語
はさみ‐ばこ【挟箱】
〘名〙
① 近世、武家の公用の外出に際して必要な調度装身具を納めて従者にかつがせた箱。挟竹にかわって用いられるようになった長方形の浅い箱で、ふたに棒を通してかつぐようにしたもの。〔日葡辞書(1603‐04)〕
② 「はさみばこかぜ(挟箱風)」の略。
はさん‐ばこ【挟箱】
〘名〙 「はさみばこ(挟箱)」の変化した語。〔邇言便蒙抄(1682)〕
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