外出(読み)がいしゅつ

精選版 日本国語大辞典 「外出」の意味・読み・例文・類語

がい‐しゅつ グヮイ‥【外出】

〘名〙
① 物が外部へ出て行くこと。
明六雑誌‐二三号(1874)正金外出歎息録〈神田孝平〉「我邦開港以来金銀の外出頗る多し」
② 家から外へ出ること。よそへ出かけること。他出。他行
花柳春話(1878‐79)〈織田純一郎訳〉一三「止を得ざるの事故ありて外出す」 〔南斉書‐張敬児伝〕

そと‐で【外出】

〘名〙 戸外に出ること。よそへ行くこと。他行。がいしゅつ。
真景累ケ淵(1869頃)〈三遊亭円朝〉五九「怖くって惣次郎は頓(とん)と外出(ソトデ)を致しません」

と‐で【外出】

〘名〙 家の外に出ること。他所へ出かけること。がいしゅつ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「外出」の意味・読み・例文・類語

がい‐しゅつ〔グワイ‐〕【外出】

[名](スル)
自宅勤め先などから、よそへ出かけること。「急用外出する」
物が外部に出ていくこと。
「正金の次第に―するは当然のことなり」〈神田孝平明六雑誌二二〉
[類語]他出他行たぎょうお出かけお使い使い出払う家を空ける家を外にする出かける

そと‐で【外出】

[名](スル)戸外へ出かけること。がいしゅつ。「親子外出する」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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