指を折る(読み)ユビヲオル

デジタル大辞泉 「指を折る」の意味・読み・例文・類語

ゆび・る

指を1本ずつ曲げて数え上げる。
多くの中で、特に指を折り曲げて数え上げるほどすぐれている。「建築家としては一番に―・る大家

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「指を折る」の意味・読み・例文・類語

ゆび【指】 を 折(お)

① 指を一本ずつ曲げて、物を数える。指を曲げて確認しながら数える。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※虎明本狂言・不聞座頭(室町末‐近世初)「『某は二三日よそへ行程に、留守をせひ』と云て、ゆびをおりてみする」
② 多くのものの中で、特に指を折り曲げて数えあげるほどすぐれている。
良人自白(1904‐06)〈木下尚江〉続「白井は一県に指を折られる資産家と敬はれる時」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android