持者(読み)ジシャ

デジタル大辞泉 「持者」の意味・読み・例文・類語

じ‐しゃ〔ヂ‐〕【持者】

持経者じきょうじゃ」の略。
千手経の―として、深く観音悲願を頼み」〈盛衰記一八

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「持者」の意味・読み・例文・類語

じ‐しゃ ヂ‥【持者】

〘名〙 (「じきょうじゃ(持経者)」の略) つねに経典を受持し、経文陀羅尼(だらに)などを念誦(ねんじゅ)する人。
※宇津保(970‐999頃)春日詣「かのつきし人は、かしこきちしゃにて」
平家(13C前)六「本は叡山学侶、多年法花の持者也」

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