招寄(読み)まねきよせる

精選版 日本国語大辞典 「招寄」の意味・読み・例文・類語

まねき‐よ・せる【招寄】

〘他サ下一〙 まねきよ・す 〘他サ下二〙
① 手や袖などで合図をして近くに来させる。
※宇津保(970‐999頃)国譲中「中戸もとにて、ひめ君をまねきよせて」
② 呼んで近くに来させる。呼び寄せる。
太平記(14C後)二三「便宜の知音一族共を招(マネキ)寄と聞へしかば」
理由原因となることをして、結果をうける。多く、よくないことにいう。
暗室(1976)〈吉行淳之介三五相手の身にも不幸な形を招き寄せる結果になってしまうことがある」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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