担込(読み)かつぎこむ

精選版 日本国語大辞典 「担込」の意味・読み・例文・類語

かつぎ‐こ・む【担込】

〘他マ五(四)〙
① 物を肩や背にになって運び入れる。
人情本春色梅児誉美(1832‐33)初「いと物淋しき古寺へ、かつぎこまれし彼お長」
② 処置してもらうために事件仕事などを持ち込む。多く、やっかいな物事の場合にいう。
趣味遺伝(1906)〈夏目漱石〉二「冗談商売にする男が十年半日真面目な事件を担(カツ)ぎ込(コ)んでも誰も相手にするものはない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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