押小路甫子(読み)おしこうじ なみこ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「押小路甫子」の解説

押小路甫子 おしこうじ-なみこ

1808-1884 江戸時代後期の女官
文化5年10月7日生まれ。天保(てんぽう)6年煕(ひろの)宮(孝明天皇)の御乳人(おちのひと)となり,弘化(こうか)3年大御乳人。明治4年宮中をしりぞいたが,その間の日記「押小路甫子日記」は,幕末維新期の宮中の日常を知る貴重な資料とされる。明治17年9月2日死去。77歳。京都出身。本姓壬生初名は満子。

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朝日日本歴史人物事典 「押小路甫子」の解説

押小路甫子

没年:明治17.9.2(1884)
生年:文化5.10.7(1808.11.24)
幕末維新期の女官。壬生正路の娘,押小路師武の養女。初名は満子。儲君煕宮(孝明天皇)の御乳人に召し出され,孝明天皇践祚に伴い,大御乳人となる。長橋局補佐。明治4(1871)年に宮中を退く。幕末・明治初年にわたる宮中の日常を記した記録(『押小路甫子日記』全3巻)がある。

(久保貴子)

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367日誕生日大事典 「押小路甫子」の解説

押小路甫子 (おしこうじなみこ)

生年月日:1808年10月7日
江戸時代後期;末期;明治時代の女性
1884年没

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