精選版 日本国語大辞典 「押合」の意味・読み・例文・類語
おし‐あい ‥あひ【押合】
〘名〙
① 押しあうこと。互いに押すこと。
※出来斎京土産(1677)六「目白鳥双の岡の松がえに霜夜寒さにをし合やする」
② 言い争うこと。言い合い。押し問答。また、話し合って交渉すること。
③ 奏者番相互の連絡事務等を担当すること。また、その役。
おし‐あわ・せる ‥あはせる【押合】
〘他サ下一〙 おしあは・す 〘他サ下二〙 (「おし」は接頭語)
① 一緒にする。一箇所に寄せ合わせる。
② 同じようにする。調子などを合わせる。
※玉塵抄(1563)一「列国とは列はつらなるとよむぞ。〈略〉つづきならうだ国ぞ。なにごともをしあわするほどに、一やうにおもむきが同ぞ」
③ 結婚させる。
※九冊本宝物集(1179頃)五「遜王の御いもうとにおしあはせられて、羅什三蔵をまうけ給ふる也」
おし‐あ・う ‥あふ【押合】
〘他ワ五(ハ四)〙
① 両方から互いに押す。皆、争うようにしてからだを動かす。
② 押し問答をする。言い合いをして争う。言い合う。
※滑稽本・八笑人(1820‐49)三「それからは人の集るまで、出たらめにおしやって居るのだから」
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