抱持(読み)ホウジ

デジタル大辞泉 「抱持」の意味・読み・例文・類語

ほう‐じ〔ハウヂ〕【抱持】

[名](スル)いだき持つこと。
「王を―し、遂に殺さる」〈東海散士佳人之奇遇

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精選版 日本国語大辞典 「抱持」の意味・読み・例文・類語

ほう‐じ ハウヂ【抱持】

〘名〙
① いだくこと。いだきもつこと。かかえもつこと。
※狂雲集(15C後)題婬坊「我有抱持吻興、竟無火聚捨身心
小学読本(1874)〈榊原那珂稲垣〉四「互に抱持して涙を流せりとぞ」 〔漢書‐王莽伝下〕
そばについていてよく世話をすること。
私聚百因縁集(1257)五「其の母は岸に在って抱持養育し」

いだき‐も・つ【抱持】

〘他タ四〙 だいてささえもつ。だいて保つ。
※宇津保(970‐999頃)蔵開中「うつくしみて、いだきもちておはせし」

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普及版 字通 「抱持」の読み・字形・画数・意味

【抱持】ほうじ(はうぢ)

大事にもつ。〔漢書、王伝下〕、車に就き、漸臺に之(ゆ)き、池水に阻まんと欲し、ほ符命・威斗(呪玉)を持す。~衆兵之れをふ。

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