披瀝(読み)ヒレキ

デジタル大辞泉 「披瀝」の意味・読み・例文・類語

ひ‐れき【披×瀝】

[名](スル)心の中を包み隠さずに打ち明けること。「本心披瀝する」
[類語]吐露打ち明ける

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「披瀝」の意味・読み・例文・類語

ひ‐れき【披瀝】

〘名〙 (披(ひら)き瀝(そそ)ぐ意) 心の中を包みかくさずうちあけること。腹蔵なく心中を披露すること。
※南郭先生文集‐二編(1737)一〇・報尾見翁「顧当時倉卒、未披瀝、是為憾」
田舎教師(1909)〈田山花袋〉一七「感情を披瀝(ヒレキ)する詩人として」 〔上官儀‐盧岐州請致仕表〕

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普及版 字通 「披瀝」の読み・字形・画数・意味

【披瀝】ひれき

心をうちあける。唐・上官儀〔盧岐州の為に致仕を請ふ表〕丹愚(愚かな丹心)を披瀝す。諒(まこと)に矯(けうしよく)に非ず。伏して願はくは、大委照(詳しく照覧)せんことを。

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