打明ける(読み)ウチアケル

デジタル大辞泉 「打明ける」の意味・読み・例文・類語

うち‐あ・ける【打(ち)明ける】

[動カ下一][文]うちあ・く[カ下二]
人に知られたくない事実や秘密などを、思い切って隠さずに話す。うちあかす。「思いのたけを―・ける」
閉まっているものを勢いよくあける。「窓を―・ける」
ひっくり返して中に入っている物を出し、空にする。
「人の欲しがる物はこれぞ、と巾着にあるほど―・けて」〈浮・一代男・五〉
すっかり空になる。さびれる。
「さて石山繁昌、京大坂が―・ける」〈浄・卯月の潤色
[類語]話す語るしゃべる物言う口を利く伝える告げる言う述べる物語る明かす説明する述懐する告白する口外こうがいする他言たごんする言い出す発言する口に出す口にする吐く漏らす口走る抜かすほざくうそぶくしゃべくる言い掛ける言い始める言い話し込む話しかける口に上る口の端に掛かる口を開く口を切るおっしゃる仰せられるのたま申し上げる申し述べる申す言上ごんじょうする白状自白自供懺悔口を割る泥を吐く

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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