打付ける(読み)ウチツケル

デジタル大辞泉 「打付ける」の意味・読み・例文・類語

うち‐つ・ける【打(ち)付ける】

[動カ下一][文]うちつ・く[カ下二]
くぎなどで打って、取り付ける。「雨戸に板を―・ける」
強く打つ。ぶっつける。「鴨居かもいに頭を―・ける」
火打ち石を打って火をつける。
「母は錠をあけてはいり、火を―・ける」〈人・閑情末摘花・一〉
露骨に事を行う。遠慮なくする。
「いやながらかなへてもやるべしと、―・けたる文章」〈浮・五人女・三〉
うってつけである。格好である。
「―・けたよいかたき不足はあるまい」〈浄・加増曽我〉
[類語]当てるぶつける打ち当てる突き当てる突っかかる突っかける衝突激突命中的中百発百中体当たり一撃打撃強打痛打連打乱打滅多打ち

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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