百発百中(読み)ひゃっぱつひゃくちゅう

精選版 日本国語大辞典 「百発百中」の意味・読み・例文・類語

ひゃっぱつ‐ひゃくちゅう ヒャクハツ‥【百発百中】

〘名〙 矢や弾丸が必ず命中すること。転じて、計画予想などが、すべてねらい通りに運ぶこと。また、そのさま。百的百中
明衡往来(11C中か)上本「百発百中之芸雖其能、於雌雄何憚之有」
滑稽本八笑人(1820‐49)二「きせるなんぞは始終手なれてゐるから、百発百中まちげへなしだ」 〔戦国策‐西周策〕

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デジタル大辞泉 「百発百中」の意味・読み・例文・類語

ひゃっぱつ‐ひゃくちゅう〔ヒヤクパツ‐〕【百発百中】

放った矢や弾丸が必ず命中すること。「百発百中腕前
計画や予想がすべて当たること。
[類語]的中命中・(1当たり当てるぶつける打ち付ける打ち当てる突き当てる突っかかる突っかける衝突激突体当たり一撃打撃強打痛打連打乱打滅多打ち/(2ぴんぽんビンゴヒット当たり的中命中大当たり正解正答花丸名答御名答

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四字熟語を知る辞典 「百発百中」の解説

百発百中

発射すると必ずあたること。すべて命中すること。転じて、計画や予想などが、すべてねらい通りに運ぶこと。

[活用] ―する。

[使用例] 百歩を隔てて柳葉を射るに百発百中するという達人だそうである[中島敦名人伝|1942]

[使用例] 捻挫にそれを貼りますと、百発百中、ぴたりと痛みが止まります[井伏鱒二駅前旅館|1956~57]

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