所知入(読み)しょちいり

精選版 日本国語大辞典 「所知入」の意味・読み・例文・類語

しょち‐いり【所知入】

〘名〙
領地を受けた大名武士などが、初めて、その所領へはいること。
義経記(室町中か)四「鎌倉殿より勲功をこそ給はって候へ。いそぎ京上りしてしょちいりせん。疾く下りて用意せよ」
歌舞伎囃子(はやし)の一つ。大名行列出入りなどに用い、三挺三味線で合奏した。今の「行列三重」か。しょちり。
※歌舞伎・殿下茶屋聚(1781)序幕「ト所地入り合ひ方になる」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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