成相寺跡(読み)なりあいでらあと

日本歴史地名大系 「成相寺跡」の解説

成相寺跡
なりあいでらあと

[現在地名]厳原町宮谷

成相なりあいざえにあった。普門山と号し、曹洞宗本尊聖観音。文禄元年(一五九二)宗義智夫人(倉野氏)観音堂宇建立、これを成相寺と号したのに始まる。この観音は行基が唐から帰国の途次当地に滞在して六観音を彫ったが、その余材で正観音を造り、仏祠を建てて安置し、成相観音と称したという(津島紀事)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

土砂災害

大雨や地震が誘因となって起こる土石流・地滑り・がけ崩れや、火山の噴火に伴って発生する溶岩流・火砕流・火山泥流などによって、人の生命や財産が脅かされる災害。...

土砂災害の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android