普及版 字通 「懊(漢字)」の読み・字形・画数・意味
懊
16画
[字訓] なやむ
[字形] 形声
声符は奧(奥)(おう)。奧は老婦(炊事の神)を祀るところで、ふさがりむすぼれる意がある。
[訓義]
1. なやむ、うらむ、くるしむ。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕懊 久留志牟(くるしむ) 〔名義抄〕懊 ナヤマス・ムサボル・サマヨフ 〔字鏡〕懊 イタミ・ナヤマス・イタム・クルシム
[語系]
懊uk、憂・iu、yu、鬱iut、悒ipはみな、うちにふさがりこもる意があり、同系の語である。
[熟語]
懊▶・懊▶・懊怨▶・懊懐▶・懊恨▶・懊傷▶・懊惜▶・懊喪▶・懊▶・懊悵▶・懊悩▶・懊儂▶・懊▶・懊悶▶・懊▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報