懇志(読み)コンシ

デジタル大辞泉 「懇志」の意味・読み・例文・類語

こん‐し【懇志】

親切で行き届いたこころざし。ねんごろな心。厚志
信徒が寺に米や銭をささげること。また、その米や銭。

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精選版 日本国語大辞典 「懇志」の意味・読み・例文・類語

こん‐し【懇志】

〘名〙
① (形動) 心をこめて相手に接しようとする気持。また、うちとけて親しくつき合うさま。懇意
日本往生極楽記(983‐987頃)智光頼光「是極楽也。以汝懇志我生処也」
洒落本・契情買虎之巻(1778)五「おまへとこんしな半ぷどのがあすはかみがたへのぼるうわさ」 〔賈至文‐授敬羽武部員外郎制〕
仏語檀信徒から末寺または本山に進納する金銭などをいう。
※蓮如御文章(1461‐98)三「当月御正忌の報恩謝徳の懇志(こむし)にもふかくあひそなはりつべきものなり」

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普及版 字通 「懇志」の読み・字形・画数・意味

【懇志】こんし

誠意

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