デジタル大辞泉
「憎体らしい」の意味・読み・例文・類語
にくて‐らし・い【憎▽体らしい】
[形][文]にくてら・し[シク]《「にくていらしい」の音変化。近世語》憎々しい。憎らしい。
「二つ元結の―・い男つき」〈伎・助六〉
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
にくて‐らし・い【憎体らしい】
〘形口〙 にくてら
し 〘形
シク〙 (「にくていらしい(
憎体━)」の変化した語) 憎らしい。憎々しい。また、ねたましくなるほどである。
※茶屋諸分調方記(1693)一五「いやらしきとにくてらしきとの
きゃくにあふときは」
にくてい‐らし・い【憎体らしい】
〘形口〙 にくていら
し 〘形シク〙 (「らしい」は
接尾語) にくていである。憎々しい。憎らしい。にくてらしい。
※
評判記・
難波物語(1655)「にくていらしき所なし、小哥もへたならず、㒵だちもよし」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報