普及版 字通 「愕(漢字)」の読み・字形・画数・意味
愕
12画
(異体字)
13画
[字訓] おどろく
[説文解字]
[字形] 形声
声符は咢(がく)。咢の初形は。多くの祝の器((さい))を列し、犬牲を加えて祈り訴える意。神を驚かすことをいう。〔説文〕二下にを正字とし、「相ひひてくなり」とする。神異のものに遇うて驚く意であろうが、もとはやかましく祈りたてて、神を驚かすことをいう。
[訓義]
1. おどろく、おどろかす、うろたえる。
2. 諤と通じ、直言する。
[古辞書の訓]
〔新字鏡〕愕 於豆(おづ)、、於比由(おびゆ)、、於止呂久(おどろく) 〔名義抄〕愕 オドロク・オビユ・オビヤカス
[語系]
(愕)ngak、・晤nga、(御)ngiaは同系の語。また・ngea、(遇)ngio、(逆)ngyak、(迎)ngyangは声義近く、予見しがたいもの、あるいは畏懼すべきものに遭して、驚くような意がある。
[熟語]
愕異▶・愕愕▶・愕疑▶・愕驚▶・愕懼▶・愕視▶・愕然▶・愕▶・愕窒▶・愕夢▶
[下接語]
哀愕・愕・愧愕・驚愕・切愕・愕
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報