精選版 日本国語大辞典 「意気・粋」の意味・読み・例文・類語
い‐き【意気・粋】
〘名〙
[一] (意気)
※万葉(8C後)五・八五三・序文「意気凌レ雲 風流絶レ世」
② 気だて。心ばえ。気まえ。気性(きしょう)。気風(きっぷ)。
※評判記・色道大鏡(1678)一「心のきよきをいきよしといひ、心のむさきをいきのわるきなどいふ」
※評判記・難波物語(1655)「張り少くて、いきも足らず、軽薄なれば」
※それから(1909)〈夏目漱石〉一三「ぼくはあの時の君の意(イキ)に敬服している」
[二] (粋)
※明暗(1916)〈夏目漱石〉一五「粋(イキ)な模様入の半切を拡げて見た」
② (形動) 色事に関すること。また、そのさま。
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