悩げ(読み)なやましげ

精選版 日本国語大辞典 「悩げ」の意味・読み・例文・類語

なやまし‐げ【悩げ】

〘形動〙 (形容詞「なやましい」の語幹接尾語「げ」の付いたもの) いかにも悩ましそうなさま。気分が悪く苦しそうなさま。また、官能を刺激するようなさま。
蜻蛉(974頃)中「なやましげにいひつついでぬ」
江戸から東京へ(1921)〈矢田挿雲〉七「彼の柔媚な線と悩(ナヤ)ましげな色彩で描き上げた遣瀬ない姿の女を見れば」

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