恐悦至極(読み)きょうえつしごく

精選版 日本国語大辞典 「恐悦至極」の意味・読み・例文・類語

きょうえつ‐しごく【恐悦至極】

〘形動〙 目上の人に関したことやその好意などを、たいそう喜ばしく思うさま。きわめて喜ばしいの意。
浄瑠璃源平布引滝(1749)三「御機嫌能(よく)御下向恐悦至極(キャウヱツシゴク)と相述(のぶ)る」

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四字熟語を知る辞典 「恐悦至極」の解説

恐悦至極

目上の人に関したことやその好意などを、たいそう喜ばしく思う様子。きわめて喜ばしいという意味

[活用] ―に存じます。

[使用例] 何よりもって恐悦至極[夏目漱石明暗|1916]

[使用例] 向こうはいつもせわしそうで、庭や廊下ですれ違いながら「あいかわらずお世話になっておりまして、まことに恐悦至極であります」と頭を下げ[井上ひさし手鎖心中|1972]

[解説] 「恐悦」は、かしこまって喜ぶこと。「至極」はこの上ないこと。主に手紙文で用いることば。

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