思相(読み)おもあい

精選版 日本国語大辞典 「思相」の意味・読み・例文・類語

おも‐あい ‥あひ【思相】

〘名〙 (「おもやい」とも) 茶の湯で、薄茶菓子など一人前二人で分け合うこと。その時、「おもあいでいただきます」と挨拶するが、濃茶の場合は言わない。また、二人一緒に道具を拝見する場合にも言う。
※あられ酒(1898)〈斎藤緑雨覿面「唐縮(たうちり)の紫袱紗の中から肉の皮包が出て夫婦おもやひの膳で今日の晩餐はさもさも珍味らしい舌打

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android