徳島[市](読み)とくしま

百科事典マイペディア 「徳島[市]」の意味・わかりやすい解説

徳島[市]【とくしま】

徳島県北東部の市。1889年市制。県庁所在地。吉野川河口の低地一帯を占める。中心市街は眉山(びさん)の周辺,吉野川の三角州に広がり,蜂須賀氏城下町として発達,藩政期は藍(あい)玉の取引で繁栄。明治中期以後は綿織物鏡台箪笥(たんす)などの木工,金属などの工業が興り,1964年新産業都市指定以降,臨海部に重化学工業が進出。農村部では阪神市場向けの野菜栽培が盛ん。高徳線,徳島線,牟岐(むぎ)線が集まり,95年四国縦貫自動車道が通じた。スダチ仏壇,鏡台が特産阿波踊は有名。191.25km2。26万4548人(2010)。
→関連項目徳島[県]徳島大学

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