日本歴史地名大系 「牟岐」の解説
牟岐
むぎ
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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徳島県南部,太平洋に臨む海部(かいふ)郡の町。人口4826(2010)。山地が多く,平地は牟岐川河口のみで,市街地は河口部に発達する。1942年徳島市との間に国鉄(現JR)牟岐線が開通し,73年には海部町まで延長された。漁業中心の町で,沿岸漁業やマグロ,カツオの遠洋漁業の基地であり,水産加工も行われる。エビ,アワビの産も多く,沖合の出羽(てば)島,大島の周辺の〈ハエ〉と呼ばれる礁は磯釣りの好適地である。沿岸は室戸阿南海岸国定公園に含まれ,大島と津島は阿波大島海中公園の一部でもある。民俗行事として小正月の左義長,4月3日の浜節供が有名で,また牟岐の盆踊は踊り方や扮装の特異な踊りとして知られる。牟岐八幡神社は1220年(承久2)にこの地の地頭が奈良より勧請したものという。
執筆者:高木 秀樹
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報
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