御霊・御魂(読み)みたま

精選版 日本国語大辞典 「御霊・御魂」の意味・読み・例文・類語

み‐たま【御霊・御魂】

〘名〙 (「み」は接頭語)
① 神の霊。人が死んで、その魂(たましい)が神となったものを尊んでいう。みすたま。みたましい。
書紀(720)仲哀元年一一月(寛文版訓)「乃ち神霊(ミタマ)(〈別訓〉みたましひ)白鳥(しらとり)に化(な)りて」
霊威。おかげ。
万葉(8C後)五・八八二「あが主(ぬし)の美多麻(ミタマ)賜ひて春さらば奈良の都に召上(めさ)げ給はね」
蜻蛉(974頃)下「あさましう、みたまなど見るにも」
盂蘭盆(うらぼん)先祖の霊に供える供物(くもつ)。〔名語記(1275)〕

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