デジタル大辞泉
「御用船」の意味・読み・例文・類語
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ごよう‐せん【御用船】
〘名〙
① 江戸時代、幕府・諸藩の転封はじめ荷物運送の必要等が生じたとき、
菱垣廻船問屋などに委託した船、または傭船。また、幕府が蝦夷貿易を経営した際、委託経営の形をとったため、その使用船もいう。これは特に蝦夷地御用船ともいう。
※十組仲間規定「
対州へ朝鮮人来聘、御用船拾弐艘無賃銭にて相勤候儀」
② 国事に使用するため、官が傭い入れた民間の船。
※
風俗画報‐七八号(1894)
豊島の
海戦「釜山仁川間を往復せる我が御用船富士川丸は」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報