御日和(読み)おひより

精選版 日本国語大辞典 「御日和」の意味・読み・例文・類語

お‐ひより【御日和】

〘名〙 (「お」は接頭語)
日和を丁寧にいう語。
滑稽本・酩酊気質(1806)上「ハハア翌(あす)はお日和(ヒヨリ)だらう、東の方はお星様が降る」
江戸時代乞食(こじき)一種長雨のとき、ところどころに紙切を結んだ破れ傘をさし、「御天気快晴、御日和御祈祷」と言って銭を乞うもの。〔随筆守貞漫稿(1837‐53)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「御日和」の意味・読み・例文・類語

お‐ひより【御日和】

日和12」の美化語

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android