御座入村(読み)みざのりむら

日本歴史地名大系 「御座入村」の解説

御座入村
みざのりむら

[現在地名]片品村御座入

花咲はなさく村の東方、片品川右岸に位置。花咲村登戸のぼつととの間に宇条田うじようだ峠越の道がある。片品川対岸は須賀川すかがわ村。「郡村誌」に「伝云、和銅年間巨勢朝臣麿、鎮東将軍トシテ陸奥ヘ行シトキ暫ク滞留アリ、依之御座入村ト云フ」とある。寛文郷帳によると田方九石余・畑方九八石余。寛文三年(一六六三)の真田領村高書上控では高四八五石余。貞享二年(一六八五)の旧真田領村高書上控では高一二六石余。貞享年間の屋敷数三四(片品村史)。当村は近郷の村々とともに山役として笹板運上を課せられていたが、天和三年(一六九三)、「前代より惣百姓ニ而御山役ニ笹板三百束宛、毎年差上申山本六ケ村之内御座候得共、山持不申ニ付」、運上を赦免してほしい旨幕府代官所に願出ている(御座入組有文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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