片品村(読み)かたしなむら

日本歴史地名大系 「片品村」の解説

片品村
かたしなむら

面積:三九一・五〇平方キロ

利根郡の東北端に位置し、北は新潟県北魚沼きたうおぬま湯之谷ゆのたに村・福島県南会津郡檜枝岐ひのえまた村、東は栃木県塩谷しおや栗山くりやま村・日光市、南は利根村、西は川場かわば村・水上みなかみ町。湯之谷村との境には大白沢おおしらさわ(一九四二メートル)景鶴けいづる(二〇〇四メートル)檜枝岐村との境にはひうちヶ岳(二三四六メートル。頂上は檜枝岐村)檜高ひだか(一九三二・二メートル)、栃木県の境に燕巣えんす(二二一二メートル)金精こんせい(二二四四メートル)白根しらね(二五七七・六メートル)、利根村との境にかさヶ岳(二二四六メートル)みつヶ峰(二〇三二メートル)川場村との境に武尊ほたか(二一五八・三メートル)、水上町との境に至仏しぶつ(二二二八・一メートル)などがある。このように二〇〇〇メートル級の山に囲まれた山地で、村内の最高峰は二一五六・一メートルの四郎しろう岳。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「片品村」の意味・わかりやすい解説

片品〔村〕
かたしな

群馬県北東部に位置し,東で栃木県,北で福島県,北西で新潟県と接する村。至仏山日光白根山武尊山など 2000m級の山に囲まれ,木材の生産が盛ん。村内中央部を片品川が南流し,早くから電源開発が進んだ。ミズバショウで知られる尾瀬をはじめとして,丸沼,菅沼などの観光地があり,日光国立公園尾瀬国立公園に属する。白根温泉,丸沼温泉,片品温泉などやかたしな高原スキー場,尾瀬戸倉スキー場,丸沼高原スキー場などのスキー場がある。北部の戸倉は,奥日光,尾瀬への入口。面積 391.76km2人口 3993(2020)。

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