精選版 日本国語大辞典 「御出なさる」の意味・読み・例文・類語
おいで‐なさ・る【御出なさる】
[1] 〘自ラ下二〙 ⇒おいでなされる(御出━)
[2] 〘自ラ五(四)〙
① 「行く」の尊敬語。
② 「来る」の尊敬語。
※洒落本・南門鼠(1800)「イヤア是は朝から何んと思し召てお出なさった、お帰りがけかへ」
③ 「居る」の尊敬語。
※滑稽本・浮世床(1813‐23)初「爰(ここ)に付てお出(イデ)なさりゃア能(いい)が、湯の跡へお客が来りゃア、待たしちゃ置(おけ)やせん」
(ロ) 形容詞の連用形に助詞「て」を添えた形に付く。
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