庄内[町](読み)しょうない

百科事典マイペディア 「庄内[町]」の意味・わかりやすい解説

庄内[町]【しょうない】

大分県中部,大分郡の旧町。中心は標高約1000mの火山群に囲まれる大分川中流域で,河岸段丘上は江戸時代から灌漑(かんがい)施設が整備され,耕地となっている。米麦作,果樹栽培を行うほか,肉牛,イチゴトマトなどを産する。南西黒岳阿蘇くじゅう国立公園に属する。久大本線が通じる。2005年10月,大分郡挟間町,湯布院町と合併し市制由布市となる。140.29km2。9751人(2003)。

庄内[町]【しょうない】

福岡県中部,嘉穂郡の旧町。中央を北流する遠賀(おんが)川支流の庄内川流域を占め,明治中期から炭鉱町として発展したが,現在すべて閉山。稲作農村として再生を図り,耕地の鉱害復旧も促進され,野菜,果樹,花卉(かき)の栽培が行われる。企業誘致,宅地開発も進めている。後藤寺線が通じる。2006年3月嘉穂郡頴田町,穂波町,筑穂町と飯塚市へ編入。25.69km2。1万662人(2003)。

庄内[町]【しょうない】

山形県北部庄内平野に位置する東田川郡の町。北部を最上川が西流する。2005年7月東田川郡立川町,余目町が合併し町制。JR羽越本線,陸羽西線,国道47号線,345号線が通じる。東日本大震災で,町内において被害発生。249.17km2。2万3158人(2010)。

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