被害(読み)ひがい

精選版 日本国語大辞典 「被害」の意味・読み・例文・類語

ひ‐がい【被害】

〘名〙 害を受けること。損害をこうむること。また、その受けた損害。⇔加害
新聞雑誌‐第二三号・明治四年(1871)一二月「之に因て年々の被害(ヒガイ)を緩ふする時は」
細雪(1943‐48)〈谷崎潤一郎〉中「床上一尺ぐらゐまで浸水してゐて、相当の被害はあるらしかった」 〔漢書‐西南夷伝〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「被害」の意味・読み・例文・類語

ひ‐がい【被害】

損害や危害を受けること。また、受けた損害や危害。「台風被害をまぬがれる」「被害にあう」⇔加害
[類語]損害損亡そんもう損失実損不利益実害禍害惨害惨禍災禍災害なん災い被災災難天変地異天災人災地変風害風水害冷害霜害雪害干害渇水旱魃水涸れ病虫害虫害煙害公害薬害災厄凶事禍根舌禍筆禍試練危難国難水難水禍海難受難遭難罹災貧乏くじ馬鹿を見る弱り目にたたり目泣き面に蜂損する割を食う本が切れる穴をあける割が悪い間尺に合わない食い込む足が出るロス大穴丸損マイナス赤字欠損差損出血持ち出し採算割れ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

普及版 字通 「被害」の読み・字形・画数・意味

【被害】ひがい

害を受ける。〔漢書、西南夷伝〕杜欽~曰く、~如(も)し先立つる累世の功を以て墮壞すべからずとせば、亦た宜しく其の(はうが)に因り、早く之れを斷すべし。已に形をすにんで、然る後に戰師せば、則ちを被らん。

字通「被」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android