市比売神社(読み)いちひめじんじや

日本歴史地名大系 「市比売神社」の解説

市比売神社
いちひめじんじや

[現在地名]下京区本塩竈町

金光こんこう寺境内に鎮座。平安京の東西両市の守護神として勧請されたと伝える。金光寺縁起に「東市屋市姫大明神三座、延暦十四年五月七日、贈相国冬嗣公祭宗像大神于東西市守護神、因号市姫、九月七日祭之」とみえ、延暦一四年(七九五)五月に宗像むなかた大神を東市屋に勧請し市姫大明神と号したとある。東市屋は「拾芥抄」東京図によれば、七条北、北小路南、堀川ほりかわ西、猪熊いのくま東の方一町にあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android