デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「市川右団次(初代)」の解説 市川右団次(初代) いちかわ-うだんじ 1843-1916 幕末-大正時代の歌舞伎役者。天保(てんぽう)14年7月16日生まれ。4代市川小団次の子。10歳で初舞台,文久2年右団次を名のる。大阪角座を本拠に活躍,中村宗十郎とともに関西歌舞伎の大立者といわれた。明治42年市川斎入と改名。早替わりや宙乗りの名手で,翻訳物も演じた。大正5年3月19日死去。74歳。大坂出身。本名は市川福太郎。俳名は家升,米玉。屋号は鶴屋,のち高島屋。 出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例