巻纓(読み)ケンエイ

デジタル大辞泉 「巻纓」の意味・読み・例文・類語

けん‐えい【×纓】

冠のを内に巻いて、黒塗りの挟木はさみぎで留めておくもの。武官が用いた。かんえい。まきえい

かん‐えい〔クワン‐〕【巻×纓】

けんえい(巻纓)

まき‐えい【巻×纓】

けんえい(巻纓)

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精選版 日本国語大辞典 「巻纓」の意味・読み・例文・類語

けん‐えい【巻纓】

〘名〙 武官所用の冠の纓。家流により内巻き、外巻きなど巻き方に各種あり、黒塗りの挟木(はさみぎ)を用いるのを例とする。かんえい。まきえい。
明月記‐治承四年(1180)二月二二日「御後殿上人衛府巻纓」

かん‐えい クヮン‥【巻纓】

〘名〙 冠の纓(えい)一種先端を内に巻いたもの。けんえい。〔色葉字類抄(1177‐81)〕

まき‐えい【巻纓】

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