巳午(読み)みうま

精選版 日本国語大辞典 「巳午」の意味・読み・例文・類語

み‐うま【巳午】

〘名〙
① 年日を十二支にあてて呼ぶときの、巳の日と午の日。
※俳諧・滑稽雑談(1713)二月「当世猶此像をあがむ、二月初巳午日開帳にて参詣多し」
方位を十二支にあてて呼ぶときの、巳と午の中間にあたる方角南南東
浄瑠璃・山崎与次兵衛寿の門松(1718)上「人の巳午(ミムマ)が恵方ぞと肱を張って立帰れば」
時間を十二支にあてて呼ぶときの、巳の時から午の時の間。
大鏡(12C前)三「さぞおほせらるとも、巳午時にぞはじまらん」

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