州浜形・洲浜形(読み)すはまがた

精選版 日本国語大辞典 「州浜形・洲浜形」の意味・読み・例文・類語

すはま‐がた【州浜形・洲浜形】

〘名〙 (「すわまがた」とも)
州浜を上から見おろしたような形。すなわち、周囲出入りのある形、模様、また、その形をしたもの。近世では、三つ輪形ともいう。州浜。
源平盛衰記(14C前)一一「力士兵衛は射的の上手にて、百手の矢を以て、的を洲浜形(スハマガタ)に射成ければ」
※伊勢備後守貞明覚悟記(1504‐21頃か)「くらの名どころの事〈略〉わに口とも、すはまかた」
[補注]日葡辞書には別見出しに「Suamagata(スアマガタ)」の形も見られる。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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