出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
宮城県南部にある市。1971年市制。人口4万4187(2010)。阿武隈川下流北岸に位置する。早くから集落がひらけ,武隈(たけくま)の里と呼ばれ,一時陸奥の国府が置かれたこともあり,市の西部には古代の東(あずま)街道が通じていた。近世には陸羽街道と陸前浜街道の分岐点の宿場町であり,現在も国道(4号と6号)およびJR(東北本線と常磐線)の分岐点で,また北に接する名取市にまたがって仙台空港があり,交通の要地である。以前は仙台平野南部の水田地帯に位置する商業町であったが,1969年新産業都市への編入を機会にパルプ・ゴム製品の大工場や各種中小工場が進出して工業都市の性格を強めている。仙台から20kmの近距離に位置し仙台への通勤・通学者も多い。日本三稲荷の一つといわれる竹駒神社や,千貫神社,金蛇神社,長谷寺,東安寺など史跡に富む。
執筆者:長谷川 典夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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