岩井の水(読み)いわいのみず

精選版 日本国語大辞典 「岩井の水」の意味・読み・例文・類語

いわい【岩井】 の 水(みず)

① 岩の間からわき出る水。また、岩石で囲んだ井の水。
拾遺(1005‐07頃か)夏・一三一「松影のいはゐの水をむすびあげて夏なきとしと思ひけるかな〈恵慶〉」
※俳諧・談林十百韻(1675)下「草庵はちかきうしろの山の内〈松意岩井の水にかしぐ斎米志計〉」
読本南総里見八犬伝(1814‐42)三「岩井(イハヰ)の水をむすびかけし、縁(えに)しをここに釈(とく)よしなければ」

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