山路町(読み)やまじちよう

日本歴史地名大系 「山路町」の解説

山路町
やまじちよう

[現在地名]八幡市八幡〈山路・山柴〉

柴座しばのざ町の南に位置する。北の常盤ときわ道から続く大道おおみち安居橋あんごばし筋から買屋かいや橋北詰まで九四間の町並(「石清水八幡宮史料叢書」所収八幡宮境内古図)。町内の大道西側にある山路郷会所の地蔵院前より東の森之もりの町に至る道を東山路ひがしやまじといい、壇所たんしよ町に隣接するまでが山路町内である。また東山路より北の田中たなか町・家田いえだ町へ抜ける道を北小路きたこうじという。その東、おくノ町とともに山路町内である。なお東山路は地蔵院前より北小路まで三六間、壇所を越え森之町薬園やくおん寺まで三二六間(同古図)。文治四年(一一八八)石清水いわしみず八幡宮安居頭人に地名を負ったと思われる「山路大膳」の名がみえる(「安居頭人記」男山考古録所引)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android