山科言縄(読み)やましな ときなお

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山科言縄」の解説

山科言縄 やましな-ときなお

1835-1916 幕末-明治時代公卿(くぎょう),有職(ゆうそく)家。
天保(てんぽう)6年6月20日生まれ。山科言成(ときなり)の子。一説に山科言知(ときとも)の子とも。弘化(こうか)2年内蔵頭(くらのかみ)となる。維新後は宮中儀式,天皇即位式の装束などを監修した。日記に「言縄卿記」がある。大正5年11月6日死去。82歳。名は「ときつな」ともよむ。

山科言縄 やましな-ときつな

やましな-ときなお

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の山科言縄の言及

【山科家】より

…藤原北家房前(ふささき)の男魚名の後裔で,四条家の支流に当たる。すなわち四条中納言家成の六男権中納言実教(さねのり)(1150‐1227)を祖とする。後白河法皇の寵妃丹後局(高階栄子)の子教成(のりしげ)(1177‐1239)は法皇の信任が厚く,勅旨により四条実教の嗣子となり,丹後局の山科の別業を譲られ,子孫は同所に住んだが,南北朝時代の中ごろ,教行のときから地名にちなんで山科を姓とするようになった。…

※「山科言縄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android