山登松和(読み)やまとしょうわ

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「山登松和」の意味・わかりやすい解説

山登松和
やまとしょうわ

[生]1896.2.22. 神奈川
[没]1948.1.28. 東京
山田流箏曲家。山登派家元としては4世。本名佐野均。初名松秀。中能島派の出であるが,1928年山登家に迎えられて4世を継ぎ,山登松齢を名のったが,32年3月山登松和と改名作品に『滝』などがある。没後は妻愛子 (1897~1980) が5世家元を預っていたが,その養女雅子 (1939~ ) が5世を継承した。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「山登松和」の解説

山登松和 やまと-しょうわ

1896-1948 大正-昭和時代の箏曲(そうきょく)家。
明治29年2月23日生まれ。中能島(なかしま)欣一の母喜久にまなぶ。山登家にはいり,昭和3年山田流山登家4代家元をつぐ。昭和23年1月28日死去。53歳。神奈川県出身。本名は佐野均。初名は松秀。前名は松齢。作品に「滝」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の山登松和の言及

【山登派】より

…初名松秀。兄の千里とともに中能島派の中能島喜久に師事,兄は中能島家を継いで松仙と称し,均は山登家に迎えられ,1928年に4世山登を襲名,山登松齢を称したが,32年山登松和と改めた。没後は,妻愛子(1897‐1980)が家元を預かったままとなっていた。…

※「山登松和」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android