山手御門前(読み)やまのてごもんまえ

日本歴史地名大系 「山手御門前」の解説

山手御門前
やまのてごもんまえ

[現在地名]甲府市丸の内まるのうち一丁目

城の北郭内にある武家地の一つ。山手御門の前の東西の小路で、「裏見寒話」に名がみえる。嘉永二年(一八四九)の甲府絵図(県立図書館蔵)は「山手小路」とも記す。東は二ノ堀、西はたちばな小路で区切る。享保(一七一六―三六)初年と推定される甲府藩家中屋敷(柳沢文庫)によると御門前の正面に家老柳沢市正の屋敷(四千二五一坪)があり、西へ家中の三屋敷が並んでいた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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