御花畑(読み)オハナバタケ

デジタル大辞泉 「御花畑」の意味・読み・例文・類語

お‐はなばたけ【御花畑/御花×畠】

花畑」の美化語
高山で、高山植物が群生する場所。夏の短期間にいっせいに開花するところからいう。 夏》「―見下ろしつつも峰づたひ/泊月」
[類語]はたけはた畑地焼き畑段畑段段畑麦畑桑畑茶畑花畑菜園果樹園茶園

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本歴史地名大系 「御花畑」の解説

御花畑
おはなばた

[現在地名]小田原市南町三丁目

西海子さいかち小路の南側にある。「風土記稿」は小田原北条氏の家臣松田康秀宅跡に稲葉正則が作った花園とする。「稲葉氏系譜」(県史四)には寛永一一年(一六三四)将軍徳川家光上洛の途次、小田原城に立寄った際「於花畑之室御酒宴有之」とあり、稲葉氏入部早々の造園であろう。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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